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民謡で全国制覇 千葉・船橋市立高根中1年の甲斐心琉さんが美声披露 市長「感動した!」

産経ニュース / 2024年9月7日 9時47分

千葉県船橋市の松戸徹市長(右)を表敬訪問する市立高根中1年の甲斐心琉さん=4日、同市役所(松崎翼撮影)

8月に東京都内で開催された「民謡民舞少年少女全国大会」で優勝した千葉県の船橋市立高根中1年の甲斐心琉(こころる)さん(12)が4日、船橋市役所に松戸徹市長を表敬訪問した。喜びを報告するとともに、日本一の美しく透き通った歌声を披露した。

各地区の予選を勝ち抜いた68人が参加した全国大会では、北前船の船頭たちによって広まった岡山県を代表する民謡「下津井節」を堂々と歌い上げ、栄冠をつかんだ。恩師が大会前に亡くなり、「恩返しのつもりで精いっぱい歌った」という。

甲斐さんが「下津井港にヨ 錨(いかり)を入れりゃヨ♪」「トコハイ トノエ ナノエ ソレソレ♪」と表情豊かに自慢ののどを披露すると、松戸市長は「きれいな声で感動した」と絶賛。「民謡は日本各地の地域の気持ちが込められて歌い継がれてきた。若い人が関心を持って取り組んでくれることは心強い。素晴らしい民謡の歌い手になってほしい」と、さらなる飛躍に期待を寄せた。

甲斐さんは「日本一になれてうれしい。教えてくれた先生方に感謝している」と笑顔を見せた。

母親や兄も民謡の全国大会で実績を上げる民謡一家で育った甲斐さん。3歳のときに民謡を始め、自宅の風呂場で毎日練習を重ねたという。小学5、6年時にも全国大会で優勝し、今年3月、岡山県倉敷市から船橋市に転居した。

現在、甲斐さんに民謡を教えている東京都葛飾区の民謡歌手、麻生みどりさん(56)は「透き通る伸びる声と、器用さがある」と甲斐さんの魅力を語る。現在は歌声に磨きをかけつつ、三味線や尺八の演奏も練習している。

甲斐さんは「(将来は)民謡歌手を目指し、昔から伝わる民謡の文化を残していきたい」と意気込んだ。

(松崎翼)

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