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「2、3年後めどに実現目指す」世界遺産・姫路城、外国人観光客向け入場料4倍引き上げ案  姫路市長が明らかに

産経ニュース / 2024年7月10日 20時20分

姫路城近くの土産店で観光を楽しむ外国人=6月21日午後、兵庫県姫路市(西浦健登撮影)

兵庫県姫路市の清元秀泰市長は10日の定例会見で、市が検討している世界遺産・姫路城の外国人観光客の入場料を約4倍に引き上げる案について、2、3年後をめどに価格改定を目指す考えを明らかにした。値上げによる収益は、石垣の耐震補強など城の補修費用や安全対策に充てるという。清元市長は、安全な観光地のための予算を算定した上で、「予算を踏まえ、料金体系をどうするか、専門家らと議論していく」と述べた。

姫路城に二重価格を導入する案を巡っては、清元市長が先月16日に「(姫路城入場料を)外国の人は30ドル払ってもらい、市民は5ドルくらいにしたい」と発言。さらに翌17日の記者会見でも「多くの人が(城に)のぼると天守閣が傷む。外国人観光客に負担を求めることは海外では常識」などと説明していた。

現在、姫路城の入場料は18歳以上千円(小学生~高校生300円)。外国人観光客の入場料が30ドルになった場合、仮に1ドル160円とすると、4800円になる。

清元市長は10日の会見で、市民らと外国人と価格を分ける点について「(市民は)姫路城の修繕費だけでなく、近辺の道路舗装などを市税で負担してもらっているため」などと述べ、理解を求めた。

また、二重価格の導入にあたり、顔認証技術などを応用して、入場者の国籍を判別するプランも明らかにし、姫路市の企業らと協力して実現を目指すとした。

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