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半裸ドラァグクイーンの五輪開会式「多様性が暴走している」 LGBT理解増進会代表理事

産経ニュース / 2024年7月30日 10時35分

LGBT理解増進会の繁内幸治代表理事

26日に行われたパリ五輪の開会式で、派手な女装姿のドラァグクイーンやトランスジェンダーのモデルらが一堂に並び、レオナルド・ダビンチの名画「最後の晩餐(ばんさん)」を連想させるパフォーマンスが物議を醸した。ほぼ全裸姿の青塗りの男性が子供のモデルを前に演技し、ひげを生やした人が躍るといった内容だ。LGBT理解増進法の法案作成に関わり、自身もゲイである一般社団法人「LGBT理解増進会」の繁内幸治代表理事は産経新聞のインタビューに「多様性が暴走している。分断をあおるような内容は開会式にふさわしくない」と述べた。主なやり取りは以下の通り。

──開会式での演出が物議を醸している

「ドラァグクイーンのショーを多様性と称して、五輪のメーンイベントの開会式で行って、どれだけ理解されるのか。フランスのキリスト教会がクレームを入れるなど、むしろ悪手だった。分断をあおるような内容は五輪にふさわしくない」

「そもそもドラァグクイーンは(ゲイバーなどが集まった)ゲイタウンのナイトショーだ。ゲイは女装が好きなのではなく、男が好きな男だ。ゲイコミュニティーでも受け入れられていない面がある」

──なぜこのような演出を行ったのだろうか

「五輪の開会式は子供も含めて多数の人々が見る。それを前提に、想像の範囲を超える強烈な踊りで、キリスト教も侮辱しかねない。チャレンジの域を越えている。反発を想定して、あえて賛否が分かれる演出を押し付けた社会実験ではなかろうか」

──こうした開会式でLGBTに対する理解は進むだろうか

「ゲイは派手な女装好きな人だと誤解される恐れがある。はっきりいって迷惑千万。ドラァグクイーンは多様性の一部だ。サテライトのイベントならともかく、メーンイベントに持ってくるのはおかしい。線引きが必要なのに、多様性が暴走している。そもそも開会式というのは選手が『よし、やってやるぞ』と思ってもらえる内容がふさわしいのではないか」(聞き手・奥原慎平)

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