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ドローン遠隔操作で農薬散布 千葉市の農業法人「つなぐファーム」が実証実験

産経ニュース / 2025年1月29日 19時12分

実証実験で使った機体と同型のドローン=29日、千葉市緑区(松崎翼撮影)

千葉市の農業法人「つなぐファーム」は29日、同市やいすみ市などと連携し、遠隔地でドローンを操縦して農薬散布する実証実験を行った。農家の負担軽減などが目的。誰でも、どこにいても作業できる新たな農業の形に挑戦している。

実証実験はいすみ市内の畑を対象に、千葉市のドローン事業者「ツバサ・フロンティア」を合わせた4者で実施した。直線で約25キロ離れた同市緑区のつなぐファーム作業所をドローンの管理拠点とした。

管理拠点では、ツバサ・フロンティアの担当者が、飛行経路のプログラムをドローンに送信。ドローンは畑の上空約3メートルを規則正しく飛び、農薬に見立てた水を計画通りまいた。

農業にドローンを活用すれば、防除作業時間は手作業に比べて平均で61%短縮されるなど、作業効率は格段に上がり、農家の負担も軽くなる。ただ、導入コストの高さや、操縦の難しさが活用が進まない要因になっているという。

そこで、つなぐファームでは将来的に、ドローンのシェアリングサービスや、農家が操縦者をマッチングサービスで探せる仕組みなどの構築を目指している。どこにいても農作業できる環境整備で、新規就農者の増加も狙う。

つなぐファームの萩原領さんは「実証実験の結果をもとに、行政などとも連携してよりよい農業の未来をつくっていきたい」と強調した。

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