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東京・渋谷の「シェ松尾」今月いっぱいで閉店 著名人が愛した高級住宅街の本格フレンチ

産経ニュース / 2025年1月10日 11時0分

高級住宅街にたたずむ「シェ松尾 松濤レストラン」=東京都渋谷区(渡辺浩撮影)

政界、財界、芸能界などの著名人が利用することで知られる東京都渋谷区松濤の高級フランス料理店「シェ松尾 松濤レストラン」が今月いっぱいで閉店する。建物の老朽化のためとしている。

シェ松尾は、大正末期に建てられた木造洋館を改装し、シェフの松尾幸造氏が昭和55年に創業。日本の邸宅レストランの草分け的存在で、高級住宅街の上質な空間で味わう本格フレンチは多くの人に愛されてきた。

運営会社によると、天皇陛下が浩宮さまと呼ばれていた昭和61年、ご学友と同窓会を開かれたほか、皇后さまも結婚の儀を控えた平成5年に小和田家として最後のディナーを楽しまれた。

私邸が近い安倍晋三元首相も度々利用し、産経新聞の「安倍日誌」によると、首相在任中に5回会食している。中曽根康弘元首相や石原慎太郎元東京都知事らも足を運んだ。

資金繰り悪化のため平成22年に事業譲渡。令和元年に松尾氏が会長を退任したが、変わらぬ味とサービスを提供し続けていた。

吉田俊昭常務は「45年間のご愛顧に感謝したい。別の場所に同じようなコンセプトの店を作り、皆さまをお迎えできるよう努力する」と話している。新宿京王店、成城コルティ店、池袋東武店など他の店舗は引き続き営業する。

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