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予約殺到の工場見学 「安いのに、これほどの手間が…」 中村屋中華まんミュージアム 埼玉「館」巡り

産経ニュース / 2024年9月21日 12時0分

中村屋中華まんミュージアムの外観=埼玉県入間市(半田泰撮影)

まだ暑い日が続くが、これからの冬に向けて恋しくなってくるのが中華まん。埼玉県入間市にある「中村屋中華まんミュージアム」はその中華まんについて楽しく学べる施設だ。いわゆる博物館的なものではなく、中華まんを製造している中村屋武蔵工場の見学がメインになる。

見学は無料で完全予約制。定員20人で1日に午前と午後の2回実施されている。所要時間は約1時間半。月に2回、希望者を募っているが、あっという間に予約が埋まるほどの大人気になっているという。

ミュージアムに入ると、中華まんを模したオブジェがお出迎え。来館者は見学ツアー開始までおのおの写真を撮ったりしながらくつろいでいた。

時間が来ると、ガイドの案内でまずはシアターに。やなせたかしさんがデザインしたキャラクター、ニックとアンが登場し、中華まんや製造工程、中村屋の歴史などを解説。そして、いよいよ工場ゾーンへ。

エアシャワーを疑似体験してから歩みを進めると、ガラス窓の向こうには肉まん製造のラインがズラリ。ベルトコンベヤーの上を肉まんが流れていく様子は圧巻のひと言。武蔵工場では約90人の従業員で、1日最大40万個の肉まんを製造できるそうだ。

製造工程はほぼ自動化されているが、最後は具がはみ出ていないかや敷き紙がずれていないかなどを機械と人間の目で検査している。見学を終えたさいたま市の20代男性は「あんなに安い値段で買える肉まんに、これほど手間がかかっているのに驚いた」と話していた。

ツアーの最後は工場でつくっていた肉まんを試食。東京都中央区から長男(11)と一緒に来ていた女性(50)は「清潔感のある工場で窓が大きくて見やすかった」と話しながら肉まんを頰張っていた。(半田泰)

中華まんミュージアム

中村屋武蔵工場の見学施設として平成31年1月にオープン。予約はインターネットのみで、毎月1日にその月の15日~月末、15日に翌月の1~14日の分を受け付けている。見学の予約サイトは「中華まんミュージアム 予約」で検索を。毎週水・木曜日と年末年始、夏期の工場休業期間は休館。

アクセスガイド

埼玉県入間市狭山台234。西武池袋線入間市駅から西武バスで「JA二本木支店」か「入間市博物館」のバス停で下車し徒歩約15分。バスの本数が少ないため駅からのタクシー利用がお勧め。車では圏央道入間インターチェンジから約4キロ。駐車場あり。

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