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学生時代に頑張ったことを問われ、見抜かれる行動特性 「何事も全力で」が成功の近道 プロが指南 就活の極意

産経ニュース / 2024年6月13日 14時0分

学生時代に物事にどう取り組んできたかが就活にも影響する(岩崎叶汰撮影)

就職活動の面接で最も聞かれることの一つが「学生時代に頑張ったことは何ですか」という質問です。学業やサークル、アルバイトや部活のことなど、学生生活の中で取り組んだことを聞くことで、学生の行動特性や価値観などを見極めるために有効な質問となります。学生時代に頑張ったことは単純に熱中したことや、目標に向けて努力したことを伝えられれば問題ないのですが、就活生の話を聞いていると「大して頑張っていないエピソードを背伸びして大きく見せようとしている」例がたくさん見受けられます。もっとすごい例だと全く取り組んでいないにも関わらず、あたかも熱心に頑張ったかのように噓をつく学生もおります。

「本気」で取り組んだかがポイント

ここで考えてほしいのが、「頑張ったこと」というのは本気で取り組んだことを語れるかということです。「本気で」がポイントになります。これは何となく取り組んでいるサークルやアルバイトの話を用いることではないです。また長い期間取り組んでいることを伝えるわけではありません。自分で考えて行動し、何かを成し遂げた、成し遂げようとした経験を聞いているのです。

例えば薬局のアルバイトに従事していたとしましょう。基本的な業務はレジ打ちと品出しのみで、慣れれば難しい業務ではなく、普通にこなすことができる仕事です。学生の中には「楽で稼げる仕事」と捉えて黙々と仕事に取り組む方もいるかもしれません。しかし、これでは、アルバイトのマニュアルの一つを実行しているにすぎないため、アピールにならないことがあります。もちろん、全ての学生が「本気」で頑張っているわけではないのも理解しています。だからこそ、他の学生と差をつけるには一つひとつのことを真面目に本気で取り組むだけでも差がつくのです。やらないといけないから頑張るではなく、自分なりに目標を決めて、その目標を達成するために全力で取り組んでみましょう。その結果、良い結果につながらなかったとしても、そこで得た学びは次の経験につながり、企業も評価してくれることが多いです。

大学生活は成長の場

企業が求めている人材は「仕事で貢献できる」ことが第一ですが、学生に適性があるかどうかを面接選考だけでは見抜くのが難しいのが実情です。それでも学生時代の経験を確認することで、物事への取り組み方への思考や行動の特性は判断することが可能なため、ポテンシャルとして評価してくれます。大学1年生や2年生はまだまだこれから自分を磨く時間があるので、学業やサークル、アルバイトへの取り組み方を改めてみてください。大学生活は楽しむためではなく、自分を成長させる場であることを忘れないことが大事です。既に就活を迎えている学生で、特に熱中して取り組んでいるものがない場合は、今からでも遅くはありません。例えば大学で学んでいる勉強を誰よりも一生懸命に取り組み、毎日のように担当教授を質問攻めにするぐらいの気持ちを持って臨んでほしいです。就活は「就活対策」をすればよいわけではなく、普段の学生生活を充実させることが一番の〝対策〟になります。就活のために何かを頑張るのではなく、目の前のことに一生懸命取り組めば、そのまま就活の面接で生きると思います。この記事を読んでいただいた学生は、今からでも自身の学生生活を振り返り、改めてみてはいかがでしょうか。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

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