「祇園をどり」の華やかなポスター完成 京都芸術大生がデザイン

京都芸術大の学生がデザインした祇園をどりのポスター＝京都市左京区

京都五花街の一つ、祇園東が毎秋に開催する「祇園をどり」のＰＲポスターが京都芸術大（京都市左京区）の協力で完成した。学生にデザインを募り、日本語版と英語版の２種類を作成。これまでにない斬新なデザインに仕上がった。

大学にコンペ形式での作品選定を依頼。その中から日本語版は藤本琳果さん、英語版には新政由理さんの作品がそれぞれ選ばれた。

藤本さんの作品は祇園東の紋章、つなぎ団子をトリミングした中に、さまざまなポーズの６人の舞妓（まいこ）の姿を入れた斬新なデザイン。新政さんの作品は紅葉を背景に６人の舞妓が華やかに並ぶ、分かりやすい構図になっている。

大学で行われた式典で表彰された藤本さんは「作品をみなさんに見てもらういい機会になりました」と話した。舞妓の富瑛梨さんは「祇園東のポスターやと、ひと目で分かるすてきなデザイン。今年もをどりを頑張ろうと思います」と抱負を語った。

祇園をどりは１１月１～１０日、祇園会館（京都市東山区）で開催される。（園田和洋）