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170年の歴史で変容した国際博覧会 開幕まで100日のシン・大阪万博、レガシーに注目

産経ニュース / 2025年1月3日 13時0分

2025年大阪・関西万博は3日、開幕まで100日となった。19世紀に始まり170年以上の歴史がある万博は、開催国の威光をアピールする舞台から、国際社会の課題解決に向けて参加国が知恵を持ち寄る場へと変容してきた。約160カ国・地域が参加する今回の万博で、どのようなレガシー(遺産)を残せるかも注目される。

世界初の万博(国際博覧会)は1851年、ロンドンで開かれ、英国は産業革命で強化した工業力をアピールした。以降、万博は当時の先端技術を集めた「産業見本市」の性格が強くなる。

アジア初開催の1970年大阪万博では、ワイヤレス電話や動く歩道、電気自動車などが出展され、未来社会を演出。その後の技術革新につながった。

こうした国威発揚型の万博は94年に転換期を迎える。博覧会国際事務局(BIE)が総会で「現代社会の要請にこたえられる今日的なテーマ」を求める決議を採択し、課題解決型といわれる万博が主流になっていく。

今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。いかに健康に長く生きるかは、高齢化が進む日本に限らず全世界にとっての課題であり、医療・健康分野の最新技術は出展の柱の一つだ。

リアルに加え、デジタル空間に会場を再現した「バーチャル万博」も開催される。(山本考志)

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