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万博で賓客おもてなし「大阪儀典室」新設 司令塔には前ルーマニア大使の植田浩氏

産経ニュース / 2024年12月20日 16時46分

大阪儀典室の看板を設置する儀典長の植田浩氏(右)と大阪府の吉村洋文知事(中)、大阪市の横山英幸市長=20日午前、同市住之江区

来年4月開幕の2025年大阪・関西万博に備え、大阪府と大阪市は20日、賓客をもてなす担当部署として「大阪儀典室」を新設し、司令塔にあたる儀典長には元副知事で前駐ルーマニア大使の植田浩氏(64)を任命した。万博を機に国内外から訪れる要人の接遇を強化する。

儀典長は吉村洋文知事に代わって賓客の接遇にあたり、要人と地元企業との交流を促す役割も担う。儀典室は万博開幕までに府市職員約60人体制にし、皇室関係者の訪問や特別職らの行事出席、要人による万博会場外での視察などに備える。

この日は万博会場に近い人工島・咲洲に儀典室が設置され、吉村氏から辞令を受けた植田氏は記者団の取材に「大阪の存在感を世界的に高めるため、接遇に万全を期したい」と意気込んだ。

植田氏は大阪府出身で昭和58年に旧自治省に入り、府副知事や内閣人事局人事政策統括官を歴任。今年2月までルーマニア大使を務めた。

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