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天理大の学生らが熱中症啓発ポスター制作 「子供たちに対策の大切さ伝えたい」

産経ニュース / 2024年7月17日 10時19分

生徒らに熱中症対策について講義する山本さんら=天理市立福住中学校

天理大体育学科の1~3年の女子学生9人が、大塚製薬や奈良県天理市とともに、熱中症対策を啓発するポスターを制作した。市役所のほか、同大学や市立中学校4校などに掲示されるといい、「子供たちに熱中症対策の大切さを伝えたい」と話している。

ポスターは、中央に熱中症をイメージした顔が赤いシカの写真があり、その周りに熱中症予防の原則である「冷やす」「飲む」「休む」に沿ったシーンの写真がデザインされている。いずれも学生らがモデルとなり、校内で撮影したものという。

消防庁によると、昨年5~9月の県内の熱中症による救急搬送者数は1182人。このうち、7~17歳の少年は15・6%に上り、全国の割合(10・5%)を上回る。

昨年に天理大と包括連携協定を締結した大塚製薬は、同大学で熱中症対策のオンライン講座を開き、こうした現状について解説。受講した学生らが、市内の子供たちに対策を周知するため、ポスターの制作を市や同社に提案した。

中心となった3年の山本あんりさん(20)は「日ごろから対策を心に刻んでもらえるよう、覚えやすい言葉や写真にした」。3年の駒香里さん(21)は「発汗機能が整っていない子供たちこそ、日ごろから熱中症に気をつけてもらいたい。喉が渇いたなと思う前に、水分塩分補給を忘れないで」と話した。

山本さんと駒さんは、講座で得た知識を広めるため、市立中学校3校で熱中症対策の出前授業も実施。2人は生徒らに、「汗をかく習慣づくり」「食事をしっかりとる」「睡眠は十分とる」など日ごろ気をつけることを説明していた。

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