1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

富士山登山鉄道「実現は不可能」 山梨・富士吉田の堀内市長、県の中間報告を批判

産経ニュース / 2024年11月8日 18時42分

定例会見で、富士山登山鉄道構想は「実現不可能」と語る山梨・富士吉田市の堀内茂市長=8日、山梨県富士吉田市(平尾孝撮影)

山梨県富士吉田市の堀内茂市長は8日の定例会見で、山梨県が推進する富士山登山鉄道構想について、「実現可能」として公表した中間報告に対し、「報告書を読み込んでも(登山鉄道は)現実が不可能としか読み取れない」と批判した。「県民の意見を聞き入れ、冷静な判断を求めたい」と述べ、県に対して同構想の撤回を改めて求めた。

さらに報告書を、法制や技術の専門家らによる事業化検討会ではなく、「(事業推進を打ち出す)県がとりまとめたことに大きな驚きを持っている」と指摘。その上で「報告書の信頼性、信憑(しんぴょう)性を疑う」と断じた。

報告書の中身についても「事業収益の黒字化には都心の鉄道並みの6分間隔、1日10時間、年間280日の営業運行が必要としているが、どれをとっても可能かどうか非常に疑問だ」とした。新車両の開発の必要性や、雪崩などに対する防災対応で費用面の検証がないことに加え、事業化に向けたスケジュールが記載されていない点などを問題視。「完成度が低い(報告書)」と苦言を呈した。

同日、山梨県の長崎幸太郎知事の定例記者会見で、堀内氏が中間報告を「実現不可能としか読み取れない」と発言したことが質問されると、長崎氏は「違う理解をしている」と回答。中間報告は有用であり、登山鉄道構想は実現可能との認識を示した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください