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来年、創業300年の酒蔵「香住鶴」が2種類の新酒を限定発売

産経ニュース / 2024年7月31日 19時20分

「香住鶴」が限定販売している2種類の新酒=兵庫県香美町香住区

来年に創業300年を迎える兵庫県香美町香住区の酒造会社「香住鶴」が、プレ企画として「創業299年」の「山廃 純米大吟醸299」と「山廃 純米 原酒 新火入れ方式で初めての商品販売へ」の2新酒を販売している。同社の福本和広社長(39)は「来年の300年の大きな節目を今から盛り上げたい」と話している。

同社は江戸時代の享保10(1725)年、香住区の大乗寺近くで、庄屋のかたわら「福智屋」の屋号で酒造りを始めた。現在の福本社長は10代目。来年夏に「創業300年祭」として、多彩なイベントを計画しているが、今年は創業にちなむ新酒を企画し、今月11日から販売を始めた。

「299」は県産の酒米「山田錦」を使い、コクのあるうまさと上品な香りの酒に仕上がったという。創業299年にちなみ、価格は720ミリリットル入りが2990円。販売本数は1725年にちなみ1725本の限定。「感謝の気持ちを込めて、特別価格にしました」(福本社長)という。

「新火入れ方式-」は、今年新たに導入した省エネ型の熱交換装置により、加熱から冷却までの時間をこれまでの約1日から約1秒に短縮。この方式で、フレッシュでフルーティーな生酒に近い味わいになった。

加熱用の重油の使用量は従来の約5分の1、冷却用の水の使用量はゼロという。価格は1・8リットル入りが2970円(販売本数700本)、720ミリリットル入りは1815円(同1750本)。いずれも税込み。

「将来の日本酒造りの多様化に対応できるよう、新設備を導入しました」と福本社長。新方式を強調したことでユニークな商品名になったという。

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