1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

日本版DBS創設を歓迎 支援団体、子供の性被害防止に「大きな一歩」

産経ニュース / 2024年6月19日 18時46分

「こども性暴力防止法」の成立を受け、会見するNPO法人「フローレンス」の赤坂緑代表理事(中央)ら=19日、東京都(王美慧撮影)

子供と接する仕事に就く人の性犯罪歴を確認する制度「日本版DBS」創設を盛り込んだ「こども性暴力防止法」が成立したことを受け、子育て支援に取り組み、日本版DBSの必要性を訴えてきたNPO法人「フローレンス」(東京)は19日、東京都内で会見し、制度創設を歓迎した。

赤坂緑代表理事は「子供を性被害から守る社会づくりにおける大きな一歩」としたものの、日本版DBSで確認できる犯罪歴が「前科」に限ることについて、不十分と指摘した。

子供への性犯罪の実態として、「子供の証言」だけでは嫌疑不十分で起訴されないケースのほか、起訴猶予による不起訴処分や懲戒処分などで前科が付く例は氷山の一角とし、起訴猶予による不起訴も対象に含める必要性などを訴えた。

会見に参加した学習塾「花まる学習会」の高浜正伸代表は、塾講師による性加害について「手が打てない課題だった。(事前に)性被害を起こすか起こさないかは全くわからない。本当に悩んでいた」と振り返った。過去に前科が付かなかった塾講師が教師になった実例を踏まえ、日本版DBS創設は「まだ第一歩でいろいろ課題も多いが、皆さんの尽力に感謝したい」と話した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください