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終戦の日、千葉の県忠霊塔などで追悼式 戦争の悲惨さ語り継ぐ 平和への誓い新た

産経ニュース / 2024年8月15日 21時8分

県忠霊塔に向かい、拝礼する熊谷俊人知事=15日、千葉市中央区

終戦から79年となった15日、千葉県でも各地で先の大戦の犠牲者への追悼式が行われ、恒久平和の誓いを新たにした。

県主催の式は県忠霊塔(千葉市中央区)で行われ、熊谷俊人知事や県遺族会の川島義美会長(83)ら約50人が参加した。正午から1分間、黙禱(もくとう)をささげ、花を手向けた。

県によると、日清戦争(1894~95年)以降の戦没者計5万7248人の名簿が納められている。

熊谷知事は式典後、「恒久平和を守り続けることの誓いを新たにした」と述べた。「(戦争体験を)語り継ぐ人が少なくなっている。だからこそ、今まで以上に工夫し、平和教育を発展させなければならない」とも語った。

遺族会の川島会長は父親を出征先の激戦地、ニューギニア島で亡くした。当時3歳ごろで、父親の記憶はほとんどないというが、2月、戦没者の慰霊巡拝で現地を訪れた。

「二度と戦争をしてほしくはない。(戦争の悲惨さを後世に伝える)語り部対策は絶対にやらなければいけない」と強調した。

銚子市春日台町では特攻隊員の慰霊碑「翔天の碑」前で関係者が悼んだ。戦時中に陸軍飛行学校があった場所だ。当時、訓練を受けた若者18人が旧日本軍による航空機での特攻隊員としてフィリピンに出撃した。

鴨川市の天津神明宮でも市戦没者遺族会天津支部などの主催で追悼慰霊式典が行われ、長谷川孝夫市長らが犠牲者の冥福を祈った。

(岡田浩明)

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