1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

中央線グリーン車は「まるで新幹線」 3月15日正式開始前にゆったりシートから車窓堪能 現着しました!

産経ニュース / 2025年1月21日 21時40分

グリーン車内のLED案内表示(JR東日本提供)

JR東日本が3月15日から、中央線快速電車(東京-大月)と青梅線(立川-青梅)の全編成に自由席のグリーン車を導入する。現在、従来の10両編成からグリーン車を連結した12両編成に順次移行中で、この間は「お試し期間」として追加料金不要で乗車できる。仕事でも行楽でも移動を快適にしてくれそうな在来線グリーン車の乗り心地を体験した。

充実した車内サービス

昨年12月の平日の午前、中央線高尾駅の「グリーン車乗車口」には、ほかの乗車口よりも長い乗客の列ができていた。入線してきた高尾発東京行きの中央特快は、前から4、5両目がグリーン車。2階建て車両の大きな窓が目立っていた。

無事に乗り込んだ記者は2階車両に着席。床に赤いじゅうたんが敷かれ、上品な雰囲気が漂う。ライトグレー(背もたれ部分)とワインレッド(腰掛け部分)が融合したデザインのシートは幅約1メートルと広々。肘掛けのボタンを操作すればリクライニングでき、ゆったりと過ごせる。

全席に電源とテーブル

座席周りの機能も充実している。全席に電源コンセントとドリンクホルダー付きのテーブルを設置。テーブルはノートパソコンを広げるのに十分なサイズで、通勤・通学の際に作業するもよし、アルコールを片手に優雅に車窓を眺めるのもいいだろう。

残念ながら記者はアルコールを持ち込まなかったが、グリーン車で移りゆく街並みや快晴の冬空に心浸る時間は格別だった。

3月15日以降は運賃とは別にグリーン料金が必要。東京駅~八王子駅など50キロまでは大人1010円。スイカやモバイルスイカを利用した場合の料金は750円。

グリーン料金の導入後は、Wi-Fiやトイレなども使用可能になるほか、「グリーンアテンダント」とよばれる乗務員が乗客をサポートしてくれるなど、さらに手厚いサービスが受けられる。満員電車に揺られて苦痛な移動を強いられるぐらいなら、料金以上の〝快適性〟を取るのもいいだろう。

継続的な利用期待

グリーン車に乗るために高尾駅まで来たという60代の男性は「窓からの眺めが最高。リクライニングもあって、乗り心地はまるで新幹線です」と笑顔を見せた。中央線をよく利用するという50代女性も「すごく快適。30~40分の移動なら有料でも使いたい」と話した。

平成27年2月に発表された同線のグリーン車導入計画。コロナ禍とも重なった影響で、当初の導入時期よりはやや遅れた。お試し中の評判はまずまずだが、いよいよ3月15日からその真価が問われる。JR東日本の担当者は「現在、多くのお客さまにご利用いただいている。グリーン料金が発生した後も継続的にご利用いただけるように発信していきたい」とする。

グリーン車を連結した電車の最新の運行情報は、乗車日当日の駅の案内表示やJR東日本アプリの列車走行位置などで確認できる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください