LGBTQにアイドル、二次元…さまざまな恋の形、奈良大生が紹介

展示に携わった（手前から）山田絢音さん、中筋隼さん、西岡佳亮さん＝奈良市

奈良大文学部国文学科の学生たちが、奈良市山陵町の同大学図書館展示ホールで、LGBTQやアイドル、二次元など「様々な恋の在り方」をテーマに、おすすめの文学や漫画、映画などを紹介する展示を開催している。31日まで。

会場では、悲恋や愛の告白といったテーマごとに、夏目漱石の小説「三四郎」やあだち充さんの漫画「タッチ」、高橋留美子さんの漫画「めぞん一刻」など幅広いジャンルの作品を紹介。それぞれに学生たちによる解説文が添えられているほか、学生たちが作ったパンフレットも配布している。

3年生の山田絢音さん（21）は「恋愛対象が同性だったり二次元であったり、そもそも恋をしない人もいる。訪れた人にさまざまな形の恋があることを知ってもらい、自分の恋愛観を見直すきっかけにしてほしい」と話している。

日曜祝日休館。無料。問い合わせは同大学図書館（0742・44・1251）。