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就職活動、売り手市場だからといって人気集める大企業からの内定獲得は簡単ではない プロが指南 就活の極意

産経ニュース / 2024年10月17日 14時0分

会社説明会に集まった学生ら=3月、横浜市西区(岩崎叶汰撮影)

「少しでも安定した企業に入社したい」

ジョブ型採用が増えている現在でも、仕事内容ではなく会社名で就職先を考えている学生は多くいます。先行きが分からない時代だからこそ安定を求めているのでしょう。実際、恒例となっている人気企業ランキングを見ると、大手企業が多く名を連ねています。しかし、大手志向は就職活動では危険を伴います。売り手市場といわれる現在の就職活動でも同様です。

では、なぜ大手志向は危険なのでしょうか。下記に直近5年の求人倍率と従業員5000人以上を対象とした企業の求人倍率を比較してみましたので確認してほしいと思います。

大企業の求人倍率は低い

〇令和3年3月卒 求人倍率1.53倍-従業員5000人以上の企業の求人倍率0.6倍

〇令和4年3月卒 求人倍率1.5倍-従業員5000人以上の企業の求人倍率0.41倍

〇令和5年3月卒 求人倍率1.58倍-従業員5000人以上の企業の求人倍率0.37倍

〇令和6年3月卒 求人倍率1.71倍-従業員5000人以上の企業の求人倍率0.41倍

〇令和7年3月卒 求人倍率1.75倍-従業員5000人以上の企業の求人倍率0.34倍

上記の求人倍率のデータを元にメディアでは売り手市場と呼んでいます。事実、直近2年間の求人倍率は1.5倍であったコロナ禍よりも改善されコロナ禍以前の求人倍率と同様の水準に戻っています。

しかし、注目してほしいのは大企業が多い従業員5000人以上の企業の求人倍率です。全体では求人倍率は高くなっているのですが、従業員5000人以上の企業の求人倍率は維持もしくは低くなっています。

全体の数字だけで判断して、「大企業に入社できるのでは・・」と甘く考えてしまい、最悪な状況を考えずに就職活動をしてしまうと思うような結果が出ず、就職活動が長期化してしまう恐れがあります。人によりますが、「就活は甘くない」という心構えで準備を一つ一つ徹底してほしいと願っています。

インターンには積極的に応募を

また、ここ数年は採用枠の大半がインターンシップに参加した学生で占めているという企業が増えています。インターンシップに参加していないと、インターンに参加した学生と比べて非常に高い倍率の中で他の学生と競争することになりますので、インターンシップには積極的に応募しましょう。今年は例年と比べても冬のインターンシップの募集が早くなっています。気付いたら募集が終わっていたということにならないように情報収集をするようにしましょう。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

ここ十数年で新卒の就職活動も大きく変化してきました。今年は特に変化の年になります!新卒の就職活動は、世の経済状況や世相を反映しやすく、年によって状況が異なります。東京、大阪の主要都市を中心に全国8校舎を持つ、就活塾・予備校最大手の「内定塾」講師が、就活事情の最前線をご紹介します。

内定塾:http://www.naitei-jyuku.jp/

内定塾の志望動機:http://www.naitei-shiboudouki.com/

内定塾facebook:https://www.facebook.com/naiteijyuku

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