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「干支の寺」が初めてのご朱印授与へ 京都・相国寺塔頭の光源院

産経ニュース / 2024年12月26日 18時8分

ご朱印を持つ荒木泰量副住職と、モチーフとなった襖絵=京都市上京区

通常非公開の相国寺塔頭(たっちゅう)・光源院(京都市上京区)が、来年の干支(えと)にちなんだ「巳」の特別ご朱印を1月1日から授与する。本堂に十二支を描いた襖絵があることから、今回初めて干支のご朱印を授与することにした。

光源院では昭和63年、本堂の改修を機に日本画家、水田慶泉氏が襖絵「十二支の図」を制作。さらに5年前には、室中の南側に十二支の動物に見立てた自然石を配する「十二支の庭」が造られるなど干支との縁が深い。

光源院では今年1月、「京の冬の旅」の観光キャンペーンで初公開して好評を得たことから、荒木泰量(たいりょう)副住職(50)が「『干支の寺』として知ってもらいたい」と特別ご朱印を考案。今後、毎年干支にちなんだご朱印を授与するという。

襖絵に描かれた白い蛇を、金の和紙に表現した。限定500枚。1枚800円で来年1月1日午前9時から授与する。今回は襖絵や庭の公開はない。

荒木副住職は「蛇には再生や復活の意味があり、ご朱印の紙もおめでたい金。ぜひ御利益をいただいてほしい」と話している。問い合わせは光源院(075・231・7849)。

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