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水を守る日本の高い技術力を示す機会 技能五輪国際大会で世界と競う 知ってる?!

産経ニュース / 2024年8月28日 9時0分

フランスで9月に開かれる技能五輪国際大会に日本代表として出場する髙島旺亮選手(左)と相馬良夫エキスパート(池田美緒撮影)

蛇口をひねれば、流れるおいしい水-。わが国は水道普及率が約98%と高いだけでなく、水質も良く、世界でも珍しい「水道水をそのまま飲める国」として知られる。

こうした「水技術」の腕前などを競う国際大会が9月10日、フランスのリヨンで開幕する。若手技能者の親善のため2年ごとに開かれる「技能五輪国際大会」で、日本からは水インフラ大手「水ing(スイング)」グループで、上下水処理施設の維持管理を担う水ingAMの髙島旺亮さん(22)が出場する。

前回大会では同社所属の山﨑翼さんが日本勢として初出場し、銅メダルを獲得した。2大会連続のメダルに期待がかかる。競技は4日間、中央監視室での運転制御や機器の修繕、水質管理などの各課題に制限時間内に取り組み、幅広い分野の技術力を競う。

髙島さんは普段、下水処理場で水質検査や施設の維持管理に従事、有害物質が排水に残らないよう監視している。天候や季節によって汚水や川の状態が変わるため、高い技術が必要だという。大会に向け同社は各分野の熟練技能者らがチームを組んで、代表候補の若手を指導してきた。

髙島さんの指導役で、大会運営も支える同社の相馬良夫さん(57)は「速さと正確さが求められる難しい競技だが、日本の高い技術力を示す機会」と期待する。髙島さんは「水を守る技術は環境保護にもつながる。練習の成果を出し切り、金メダルを取りたい」と意気込んでいる。(取材協力 水ing)

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