相次ぐ熱中症患者、深部体温40度以上の「最重症」では積極冷却を 救急医学会提言
産経ニュース / 2024年7月22日 19時32分
熱中症患者の救急搬送が全国で相次ぐ中、日本救急医学会は、意識がないなど死亡リスクが高いと判断される患者が最重症群に当たるとし、積極的に冷却する「アクティブ・クーリング」の重要性を改めて訴えている。ただ一般の人が、家庭の浴槽などで無理に措置すれば新たな事故を誘発する危険が高まるため、応急的な対応法を示しつつも「早く救急車を呼んでほしい」とも強調する。
同学会は8日のオンライン記者会見で緊急提言を発表した。深部体温が40度以上に達し、意識がなかったり、もうろうとしたりしている状態の患者を最重症群と分類。アクティブ・クーリングと呼ばれる集中的な治療が必要とした。
これらの治療には、医療者側が当たるべきだという前提のもと、体に水分をふきつけて扇風機で気化熱を奪ったり、水分を摂取させて冷房が効いた部屋で休ませたりするのが有効だとした。
状況に応じて、冷たい水を張ったプールに患者を入れるなどの措置も必要だと指摘。救命救急センター以外の病院にも多くの熱中症患者が搬送されている現状を踏まえ、不安があれば同学会へ相談するよう医療機関側に呼びかけている。
会見で日本医科大付属病院の横堀将司医師は「既に災害を超えた状況」だとし、猛暑の中での不要不急の外出は控えるよう、注意を促している。
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