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企画展「仁徳天皇陵と近代の堺」始まる 明治以降の古墳と堺市民の関係掘り下げる 堺市博物館

産経ニュース / 2024年9月12日 15時3分

明治天皇行幸小学校生徒授業天覧図(堺市立熊野小学校所蔵)

明治以降の仁徳天皇陵古墳と堺の人々の関わりを掘り下げる「仁徳天皇陵と近代の堺」展が14日から、堺市博物館で始まる。宮内庁宮内公文書館、関西大学との共催。世界遺産「百舌鳥(もず)・古市古墳群」出土の埴輪や土器などから古代を考察する過去の企画展とは異なり、近代に注目している。

明治時代、仁徳天皇陵古墳は宮内省によって拝所が整備されるとともに、濠(ほり)の水が周辺の田畑への灌漑(かんがい)用水として利用されるなど、地域住民の生活に密接に関わっていた。

また、明治10年、明治天皇が堺に行幸し、小学校の授業を観覧するなど、皇室と堺との間に新たな関係がうまれたという。

企画展では、宮内公文書館や堺市に残る文書、絵画などから近代の仁徳天皇陵古墳の求心力を読み解く。

宮内公文書館が地方自治体とともに展覧会を開催するのは関西では初めて。明治時代の陵墓の様子を記録した「仁徳天皇陵平面図」などの資料もある。

担当者は「堺の人々と仁徳天皇陵古墳の付き合い方から保全と継承を考える機会にしてほしい」と話す。

11月10日(月曜休館)まで。一般200円、高校大学生100円、小中学生50円。堺市在住・在学の小中学生、65歳以上は無料。問い合わせは同館(072・245・6201)。

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