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コミュニティー放送局「FM大師」が開局 「地域が元気になっていくお手伝いを」

産経ニュース / 2024年10月16日 13時49分

FM大師代表の清水暁さん(右)、妻で局長の成美さん(右から3人目)=川崎市川崎区(橋本謙太郎撮影)

川崎市川崎区でコミュニティー放送局「FM大師」が先月、放送を開始した。国内346局目のコミュニティー放送局の周波数は94・9メガヘルツで、地域や生活に密着した情報を届けている。代表の清水暁(さとる)さん(66)、妻で局長の成美さん(65)は「地元に愛されるラジオ局になり、地域が元気になっていくお手伝いをしたい」と目を輝かせる。

同局は9月30日に開局し、川崎大師そばの東門前駅通りにスタジオを構える。

暁さんがラジオを意識したのは会社員だった平成18年ごろ。中国・上海に駐在していたとき、ゴミ出しの仕方や地域のイベント情報などを放送するラジオがあると便利だと考えたという。

そんな思いが痛烈によみがえったのは昨年2月のことだった。奄美大島のFMラジオ局を取り上げたテレビ番組を見ると、地域の人たちを結びつけていることが伝わってきた。

「こういうのが商店街にあった方がいい。絶対やった方がいいと思った」と成美さん。地域を元気にすること、災害時には防災メディアとしての役割を担うことを目的にしたラジオ局設立に向け、動き出した。

同区に在住、在勤者を対象にスタッフを募集し、個性派ぞろいの9人が集まった。運営費用は広告収入が軸になるが、もう一つの柱として、FM大師の活動方針に賛同する事業者を、冊子掲載やラジオカーでの現地リポートなどの特典がある「加盟店」として募った。

現在の放送時間は午前9時から午後6時まで。スタッフ9人と社長、局長の11人がパーソナリティーを務め、商店街の情報や地域の歴史、イベント情報から、防災や介護の話までを伝える。

順調な船出となった60代での新たな挑戦。成美さんは「愛される川崎区を目指す。川崎区に足を運びたくなるような情報発信をしたい」と力を込める。(橋本謙太郎)

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