「テレビで見るより迫力」森脇健児さんがハイテンションな一日署長、見守りランも

桂高陸上部部員たちを励ます森脇さん＝11日午後、京都市西京区（渡辺大樹撮影）

11日から始まった全国地域安全運動の一環として、タレントの森脇健児さん（57）が11日、京都府警西京署の一日署長に任命された。高校生と一緒に地域を走る「見守りランニング」などに参加し、終始ハイテンションで啓発活動を牽引（けんいん）した。

森脇さんはこの日、西京署前での委嘱式のイベントに出席し、その後、署員や桂高校陸上部員とともに見守りランニングに出発。啓発用のおそろいのTシャツ姿で、同署から阪急桂駅までの約1キロを走り抜けた。

桂駅では部員とともに防犯チラシを配布。「やる気！元気！森脇！」と積極的に利用客に声がけをするなど、持ち前の明るさで啓発活動を盛り上げた。

ともに活動に参加した陸上部員の田口晴陽さん（15）は「森脇さんはテレビで見るよりも迫力があった。自分たちも街を走っているので、安全に気を付けて走っていけるようにしたい」と目を輝かせていた。

西京署管内では今年に入り自転車の盗難事件が増加傾向にある。無施錠での被害が目立つといい、同署が注意を呼び掛けている。（渡辺大樹）