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「夜専門の不動産屋」風俗店開く目的でマンションを不正契約 容疑で不動産会社社長を逮捕

産経ニュース / 2024年9月18日 16時26分

警視庁

賃貸マンションの一室で「メンズエステ店」を開くため、従業員の女性を住人と偽り不正に賃貸借契約を結ばせたとして、警視庁保安課は詐欺の疑いで、東京都新宿区の不動産仲介会社「エイトハウス」社長、直井延浩容疑者(36)=新宿区=を逮捕した。「弁護士と相談してから決めたい」などと認否を留保している。

同課は部屋を契約したエステ店経営者の町田浩章被告(38)=売春防止法違反罪で起訴=とエステ店従業員の女(30)も同容疑で書類送検した。いずれも容疑を認めている。町田容疑者は同社について「夜専門の不動産屋」として紹介を受けたという。

同課によると、直井容疑者はエステ店用に部屋を探す町田容疑者に対し、中央区内の住居用マンションを提案。3月、従業員の女を住人として職業や使用目的を偽った申込書類を作成して管理会社に送り、不正に契約を結んだとしている。部屋はエステ店として90回ほど使用されたという。

町田容疑者は別のマンションの一室で女性を売春させたとして売春防止法違反容疑で逮捕、起訴された。女性が売春に従事したのは、メンズコンセプトカフェ(メンコン)でのシャンパン代を稼ぐためだったという。

メンコンやホスト店では売掛金の回収のため、店員が女性客に売春させるケースが相次いでおり、保安課は「あらゆる法令を駆使して取り締まる」としている。

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