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物価高騰で支援求める声急増、一人親家庭に「夏のおすそわけ」 奈良のNPO法人

産経ニュース / 2024年6月15日 8時30分

段ボール箱には、米や菓子、レトルト食品のほか手書きのメッセージカードが詰められる

給食のない夏休みに一人親家庭を支援しようと、奈良県田原本町の安養寺に拠点を置くNPO法人「おてらおやつクラブ」は、農家から寄付された米などの食品を各家庭に配る「夏のおすそわけ」を実施する。物価高騰の影響で配送料などの負担が増えているといい、寄付金を募っている。

同法人に登録する支援が必要な一人親家庭は、令和2年度の約1700世帯から、物価高もあり現在は約1万世帯まで急増。今年4月の新規登録家庭は1千世帯を超える。

さらに学校の夏休みなど長期休暇の時期には、子供たちの給食がない上、水道代や光熱費もかさむことから、助けを求める声が急増するという。こうした状況を踏まえ、同法人は昨年から夏のおすそわけを実施。昨年は申し込みなどがあった2千世帯に配布したが、今年は2605世帯に増やす。

配布するのは、農家や一般家庭、企業から寄付された米や菓子、レトルト食品など。安養寺の本堂では、ボランティアメンバーが米を小分けにしたり、食品を段ボール箱に詰めたりと準備に追われている。

6月下旬から順次発送予定で、おてらおやつクラブ事務局員の大橋伸弘さん(35)は「少しでも多くのご家庭の支援ができるよう、急ピッチで作業を進めています」と話すが、配送料や段ボール代も高騰しているという。

夏のおすそわけへの支援は6月末まで、共催する大手通販会社「フェリシモ」(神戸市)のサイトから「みんなでおそなえギフト」として、1口100円から受け付けているほか、同法人のサイトでも受け付けている。

詳細はおてらおやつクラブホームページ(https://otera-oyatsu.club)。

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