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暑い! 凹凸トップスで涼やかに 肌と生地との接触面減らし着心地◎、1枚で存在感

産経ニュース / 2024年6月28日 8時0分

「トゥービーシック」のブラウスは細やかな凸凹を表現している=東京都渋谷区のトゥービーシック新宿高島屋店(酒巻俊介撮影)

各地ですでに最高気温30度以上の真夏日が相次ぎ、今年も暑くなりそうだ。暑さを受け、身にまとうと肌触りがよく、涼やかに感じる機能性のある生地で、見た目もおしゃれなトップスが売れている。

塩縮加工で涼しさを

オンワード樫山の婦人服ブランド「R(アール)」のノースリーブブラウス(2万9700円)は、ナイロン糸を使用したハリ感のある素材で、大きなリボンをあしらったエレガントなデザイン。商品名には、「エンシュク」とついている。

エンシュクとは、生地を特殊な液体に浸すことで、収縮させて凹凸を生み出す「塩縮加工」のこと。ブラウスの生地には、この加工が施されている。

「凹凸により肌と生地との接触面を減らし、涼しさを感じてもらえるような素材。肌から離れていくような感触があります」と語るのは「R」の商品担当者。

ナイロン生地に塩縮加工をすると、ややハード(硬め)な感触が生まれる。すると生地にハリが増し、裾に向かって広がるAラインのシルエットに立体感が生まれる。

「Aラインのトップスをサテンなどのやわらかい素材で作ると甘い雰囲気になりますが、ハードな素材で『辛口』を表現すれば甘くなりすぎません。『甘辛ミックス』を意識しました」(同担当者)

店頭での販売期間はすでに終えたが、現在は公式サイトで購入可能だという。

熱処理による収縮も

三陽商会の婦人服ブランド「トゥービーシック」のブラウス(3万5200円~)は、糸が格子状に織り込まれている丈夫な「リップストップ生地」を使う。強度が高く、これまではアウトドア用品などによく用いられてきた素材だ。同社はさらに熱処理を施すことで生地を収縮させて、細やかな凹凸感を表現。ブラウスの名は、でこぼこを意味する英語と生地の呼び名を組み合わせて、「バンピーリップストップブラウス」とした。

「トゥービーシック」の企画課長、吉鶴八雄(よしづるはつお)さんは「素材の凹凸により、肌に直接触れる面積が減るため、肌離れの良い着心地で、清涼感があります」と特徴を説明する。

ブラウスには透け感があり、見た目にも涼やか。ギャザーを入れた袖のふわりとしたシルエットも軽やかさを醸し出す。

Tシャツに表情プラス

でこぼことした生地使いは、夏の定番アイテムのTシャツにも新鮮な表情を与える。

ファーストリテイリングの衣料ブランド、GU(ジーユー)では、大きく表面がでこぼことした「ポップコーン素材」のシャーリングT(990円)がヒット商品となっているという。

肌触りがやわらかく、伸縮性があり、ほどよく体のラインにフィットする。

「凹凸感で1枚でも表情のある着こなしがかなう、コーディネートの主役になれるアイテムです」と広報担当の橋本佳苗さんは話している。(竹中文)

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