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創業当時の赤れんがコースターをオリジナルカクテルとともに 「歴史を感じて」

産経ニュース / 2025年2月3日 11時55分

創業時の赤れんがを使ったコースターとオリジナルジントニック=奈良市

奈良ホテルは創業115周年を記念し、明治42年の創業当時の建物に使われていた赤れんがをコースターに加工し、オリジナルカクテルとともにホテル内のバー「ザ・バー」で出している。同ホテルの担当者は「手に取って手焼きのれんがの温かみやホテルの歴史を感じてもらいたい」と話している。

奈良ホテル本館は、東京駅などれんが造りの建物を主に手がけ、「近代建築の父」として知られる辰野金吾の設計。古都奈良の景観に合うように木造で建てられたが、内装や暖炉の煙突にれんがが使われていた。

コースターに使われるれんがは、平成29年の本館耐震補強工事の際に見つかり、一つ一つ木枠に流し込むという製法で作られたものだという。

今回、加工するに当たり、れんがの町として有名な北海道江別市のメーカー「米沢煉瓦(れんが)」が協力。「奈良らしさ」を出すために鹿と沙羅双樹の木を印刷し、素朴な風合いに仕上げた。コースターは、カクテルのオリジナルジントニックを注文すると一緒に出される。

オリジナルジントニックは、辰野金吾への敬意を込めて、彼の出身地である佐賀県のクラフトジン「赤鳥居」と奈良県産の柑橘(かんきつ)類「大和橘」を使用。ジンに漬けた大和橘をブレンダーで皮ごと攪拌(かくはん)し、トニックウオーターとソーダに入れてかき混ぜる。

マスターバーテンダーの中島裕二さん(57)とバーテンダーの林祥央(あきひさ)さん(28)が「奈良と佐賀をつなぐカクテルを」とレシピを考案した。中島さんは「とても飲みやすく、さっぱりした味わい。ぜひ多くの人に楽しんでもらえたら」と話している。

オリジナルジントニックの提供は、28日までの午後6時~10時半。2100円。問い合わせは同ホテルレストラン予約係(0742・24・3044)。

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