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万博日本館、キティちゃんが32種の藻にふんし「循環」アピール 最新バイオ技術を紹介

産経ニュース / 2025年1月26日 18時19分

微生物による発酵の働きを光で表現する日本館の設備=26日午後、大阪市此花区

政府は26日、4月開幕の2025年大阪・関西万博に出展する「日本館」を報道陣に公開した。直径約80メートルの円形パビリオンで「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマに、最新のバイオ技術を紹介しながら循環型社会をアピール。世界最大級の火星隕石(いんせき)「火星の石」も展示する。

大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で準備が進む日本館は2階建て。木材パネルを円形に沿ってずらしながら配置し、閉幕後は再利用する方針。敷地面積は約1万3千平方メートルと、会場内最大のパビリオンだ。館内は3つのエリアで構成され、この日はファームエリアとプラントエリアが公開された。

ファームエリアでは、次世代産業として期待される「藻類」を活用したバイオテクノロジーを紹介。人気キャラクター「ハローキティ」がワカメなど32種の藻類にふんしたエリアや、館内で育成した藻類を約180本のチューブに入れて天井からつり下げ、光合成で酸素などを生成する部屋などが公開された。

プラントエリアでは、微生物による発酵の働きを光で表現する設備が公開された。関連施設として、会場で出た生ごみを微生物の力で水やバイオガスに分解するプラントも。1日約1トンのごみを処理でき、館内で使う一部の電力が賄(まかな)われる。

この日は火星の石を展示するスペースも公開されたが、石の設置は開幕直前になるという。

担当者は「日本独自の循環型社会と、最先端のバイオテクノロジーを世界に紹介したい」と意気込みを語った。(黒川信雄)

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