「ズバズバ書くのが印象的」 1月末で休刊の夕刊フジ、特別保存版を発売

新橋駅前の売店に陳列される夕刊フジの特別保存版＝15日午後、東京都港区（相川直輝撮影）

産経新聞社が発行する夕刊紙「夕刊フジ」が15日、特別保存版「さらば、オレンジ色のニクい奴～56年分　ドドンッと蔵出し～」を発売した。

この日午後、東京・新橋のNewDays　KIOSK　新橋駅汐留口店では特別保存版が店頭に。手に取った東京都板橋区の自営業、大嶋和夫さん（77）は「競馬をやるので、『夕フジ』とは20～30年の付き合い。なかなか言えないこともズバズバと書くのが印象的。やめてもらいたくないね」と話した。

特別保存版では同紙の報道をたどるとともに、麻生太郎元首相らのインタビューも掲載した。夕刊フジの矢野将史編集長は「人を描く、人間くさい新聞であることを貫いてきた。ぜひ手にとってほしい」と話している。

特別保存版はオールカラー36ページで、1部480円（税込み）。駅売店やコンビニエンスストアで販売しているほか、産経新聞販売店から取り寄せられる。

昭和44（1969）年に創刊した夕刊フジは、1月31日発行（2月1日付）で休刊する。