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「よど号」乗っ取り北朝鮮に 日本初のハイジャック事件は現在も国際手配 警視庁150年 55/150

産経ニュース / 2024年7月17日 7時0分

昭和44年11月、山梨県の大菩薩峠で、首相官邸や警視庁本部襲撃を計画して訓練を行っていた共産主義者同盟赤軍派(赤軍派)が一斉検挙された。警察署や交番への襲撃を繰り返してきた赤軍派は一時壊滅状態となったが、45年になると再建の動きを見せ始める。そんな中、主要メンバーが3月31日に起こしたのが、「よど号」ハイジャック事件だった。

《赤軍派、日本刀と爆弾でおどし 福岡行き日航機を乗っ取る》

この日の『サンケイ』夕刊は、1面全部を使って日本初のハイジャック事件を報じた。

犯人グループを除く乗客122人、乗員7人を乗せた羽田発福岡行きの日本航空351便、通称「よど号」が、富士山上空辺りを飛行中、赤軍派9人にハイジャックされた。メンバーは日本刀や短刀、鉄パイプ爆弾を所持。北朝鮮への渡航を要求した。

福岡空港、韓国・金浦空港で乗客や乗員の一部を下ろし、よど号は北朝鮮・平壌郊外の美林飛行場へ。ここで残った人質を解放し、メンバーは北朝鮮に投降した。

人質は全員無事に帰ってきたが、事件は終わっていない。警察庁によるとこれまでに、犯人グループのうち2人の死亡を確認。2人が逮捕されたが、5人が北朝鮮に残っているとみられる。警察当局はグループが北朝鮮で朝鮮労働党の指導のもと、日本人拉致にも深く関与したものとみている。メンバー5人と妻ら2人は現在も国際手配されている。

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