梅干しで熱中症予防を 和歌山・田辺の救命講習会で配布

救命講習会で配布している梅干し、レシピとチラシ

国内屈指の梅産地・和歌山県田辺市で、熱中症に効果があるとされる梅干しを市消防本部の救命講習会で配布する取り組みが始まった。梅干しは塩分とミネラルが豊富で熱中症に効果があるとされ、平成２４年から続けられている。

市とＪＡ紀南（同市）でつくる「紀州田辺うめ振興協議会」（会長・真砂充敏市長）と市消防本部が協力し、７月１日にスタート。小中学校の児童・生徒や教職員らに配っている。

配布しているのは、ＪＡ紀南が製造している梅干し「ひとつぶの幸福」。最高級品種の南高梅の梅干し１個が入っている。また、パスタやペーストなどの梅干しレシピや、水と梅干しの摂取を呼び掛けるチラシも渡している。

同協議会事務局の市梅振興室の担当者は「梅干しはいろんな食べ方がある。苦手な人も好きな人も梅干しを食べて夏を乗り切ってほしい」と話している。