ＮＹ発祥のメキシコ料理店が銀座に初上陸 オーナーは大黒摩季の楽曲制作担当の梅野貴典氏

「フォンダ・メキシカーナ・ニューヨーク」の店内（同店提供）

多くのレストランがひしめく東京・銀座のコリドー街に、米ニューヨークで愛されてきたメキシコ料理店「ＦＯＮＤＡ　ＭＥＸＩＣＡＮＡ　Ｎｅｗ　Ｙｏｒｋ（フォンダ・メキシカーナ・ニューヨーク）」の日本１号店が１４日にオープンする。バラエティーにあふれるメキシコ料理をとりそろえたほか、テキーラなどのアルコールドリンクも充実。ニューヨークスタイルの洗練された空間で、新たなスポットとして人気を集めそうだ。

厳選された食材を使用

同店のオーナーを務める梅野貴典さんは、昭和６２年にニューヨークへ移住。作曲家・プロデューサーとして米国のテレビＣＭの音楽を手掛けたほか、大黒摩季、ＺＡＲＤなどの人気アーティストの楽曲制作も担当した。

梅野さんは音楽活動のかたわら、レストラン経営にも乗り出し、「ジョーズシャンハイ」のライセンス権の獲得に成功。日本国内で３店舗をオープンし、人気を博している。

以前から「日本で本格的なメキシコ料理に挑戦したい」という思いを抱えていた梅野さんは、メキシコ料理店を約５０カ所にわたって調査。昨年、ニューヨークで展開しているメキシコ料理店「ＦＯＮＤＡ」を訪問した。梅野さんは、洗練されたニューヨークスタイルが特徴の同店のサービスと味を提供したいと決意。銀座でのオープンにこぎつけた。

ＦＯＮＤＡのオーナーシェフを務めるロベルト・サンティバネスさんは「日本１号店をオープンするにあたり、厳選された食材を使用し、一品一品丁寧に仕上げた」と強調する。

アルコールドリンクは約８０種類

ランチでは「３種のタコスセット」（１８４８円、税込み）などカジュアルなセットやコース料理を用意する。また、ディナーでは、コースとアラカルトの２パターンがある。

アラカルトのメニューでは、厳選したアボカドにライム果汁を加えた特製スパイスでアレンジした「ワカモレ　ＦＯＮＤＡ　スタイル」（１４０８円、同）、大海老にライム果汁を使用したクリームソースを添えた「大海老のシトラスクリーム〝モスキートス〟」（３６３０円、同）など、バラエティーに富んだメキシコ料理を楽しめる。

また、米国やメキシコ産のワイン、テキーラなど約８０種類用意しており、アルコールドリンクも充実している。梅野さんは「今まで見たことがないようなメキシコ料理をとりそろえたので、ぜひ味わってほしい」と話している。

所在地は東京都中央区銀座７－２－１８　グランベルスクエア２階。平日はランチが午前１１時半～午後３時、ディナーが午後５時半～１０時半。（浅野英介）