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「番組の本質はそこでない」NHK会長、紅白歌合戦の男女対抗形式の変更に慎重

産経ニュース / 2025年1月23日 10時42分

記者会見するNHKの稲葉延雄会長=令和6年9月10日(鴨川一也撮影)

NHKの稲葉延雄会長は22日の記者会見で、大みそかの「紅白歌合戦」を巡る男女対抗の演出について、「勝敗を競うといってもちょっとした香辛料みたいなもので、番組の本質はそこではない」と指摘し、「本当に問題と思われるなら解決しないといけないが、『ジェンダーレスの時代』にそぐわないなど大きなイシューになっているかどうかは分からない」と述べ、変更などに慎重な姿勢を示した。

会見では、記者が「男女対抗の形式から解放されていいと指摘する識者もいる」などと質問した。稲葉氏は「さまざまな意見がある。識者でもそういう風にいっていない人もいる」と言及した上で、昨年75回目を迎えた紅白歌合戦について、「生で大掛かりなステージショーを送る壮大な番組だ。工夫しながら進化してきている。多くの人に満足してもらえる方法を見つけていく」と語った。

全員歌唱に「感動した」

稲葉氏は、昨年の紅白の出来栄えについては自賛した。会見の冒頭、「キッズから若い人、年長者まで、それぞれに歌の贈り物をお届けすることができたのではないか。一味も二味も違った評価をもらい、うれしく感じた」と満足げな様子で振り返った。

稲葉氏は家族と視聴したといい、「B’zのサプライズもあって大成功だった。個人的に財津和夫さんの歌を出場者全員で歌ったオープニングで冒頭から感動した」と語った。

昨年の紅白でB‘zは、スタジオで連続テレビ小説「おむすび」の主題歌「イルミネーション」を披露した後、NHKホールに登場し、「ultra soul」など2曲を熱唱した。オープニングは財津和夫さんの名曲「切手のないおくりもの」を出演者全員で歌った。(奥原慎平)

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