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座敷と違った緊張感 祇園東が「美磨会」に向けて猛稽古

産経ニュース / 2024年7月24日 10時46分

稽古に励む芸舞妓ら=京都市東山区

京都五花街の一つ、祇園東は27日、ウィングス京都イベントホール(京都市中京区)で邦楽演奏「美磨会(みまかい)」を開催する。お座敷であまり披露しない三味線や鼓、笛などの演奏に特化して3年前から始めた催し。芸舞妓(げいまいこ)らは公演に向け稽古に励んでいる。

令和3年、毎秋恒例の「祇園をどり」を新型コロナ禍で中止した代わりに実施したのが始まり。ほかの4花街と異なり、春に公演のない祇園東の恒例イベントとして定着させたい考えだ。

演目は長唄「松の緑」や笛「遊月」、清元「三社祭り」など6曲。公演に向けて、師匠の厳しい指導を受けながら稽古をこなしている。

昨年デビューの舞妓、満彩音(まさね)さんは「お座敷と違った緊張があります。お客さんにちゃんと見てもらうよう頑張りとおす」と意気込む。

公演は27日午後0時半と午後3時からの2回(公演時間は約1時間半)。料金は4500円(全席自由)。問い合わせは祇園東歌舞会(075・561・0224)。(園田和洋)

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