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「カーカーカー」カラスの鳴きまねが合図 上賀茂神社で烏相撲奉納

産経ニュース / 2024年9月10日 14時44分

神事に参列する斎王代の松浦璋子さん(中央)=9日、京都市北区

邪気払いと長寿を願う重陽の節句の9日、京都市北区の上賀茂神社で子供たちが相撲を奉納する「烏相撲」が行われた。平安装束に身を包んだ今年の葵祭の斎王代、松浦璋子(あきこ)さん(22)が見守る中、氏子の男児約20人が元気に相撲を奉納した。

本殿での神事に引き続き、細殿前に設けられた土俵で烏相撲は行われた。白装束に烏帽子(えぼし)姿の2人の氏子による「カーカーカー」「コーコーコー」とのカラスの鳴きまねを合図に取組が開始。同神社の祭神の祖父が神武天皇の東征に際し、八咫烏(やたがらす)に姿を変えて先導した故事にちなむ。後に五穀豊穣を願う相撲と結びつき、平安時代から神事として続いているという。

また9月9日は、陽の数字とされる奇数の中でも最も大きな9が重なることから「重陽」と呼ばれ、宮中などでは菊酒を飲んだり、邪気を払うとされる菊の花に付いた朝露で肌をぬぐったりしたという。

烏相撲の参加は2回目という上賀茂小6年の藤井羚央(れお)さん(12)は「長い歴史のある行事に参加できて楽しかった」と汗をぬぐいながら話した。(田中幸美)

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