「お返しをしたい」Ｄａｉｇａｓグループが奈良県内自治体に福祉・教育物品をプレゼント

高江啓史町長（右）に育児関連図書を手渡す福井克久支配人＝奈良県田原本町役場

Ｄａｉｇａｓグループの企業ボランティア活動「小さな灯」運動の一環で、奈良県田原本町に育児関連図書がプレゼントされた。この活動では、同町を含め県と計１５市町に順次、図書や教材、家電製品などがそれぞれ寄贈される。

同運動は、グループ従業員の寄付やチャリティー活動などによる募金が主な原資。昭和５６年以降さまざまな社会貢献活動を展開し、このうち自治体に対しては毎年、福祉・教育に関する物品などを寄贈している。

同町では今月４日に町役場で寄贈式が開かれ、大阪ガスの福井克久・奈良地区支配人から高江啓史町長に「気持ちの本」「しつけと体罰」（いずれも童話館出版刊）の育児に関する２種類の本計１２冊が贈られた。

「私たちのエネルギー事業は行政の支援なくして成り立たず、ささやかながらお返しをしたいという従業員の気持ちです」と福井支配人。高江氏は「しっかり活用して町民の幸福度向上に結び付けたい」と感謝の気持ちを伝えた。町では９月に「こども家庭センター」を開設する予定で、そこで行う子育て講座などで寄贈を受けた図書を活用したいとしている。