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ルーフトップバーに映画鑑賞ホール… 南都銀行本館の活用案、16作品が入選

産経ニュース / 2024年8月31日 10時30分

一般部門で入選した人たち

南都銀行現本館(奈良市橋本町)の本部機能移転後の利活用を考えるアイデアコンテストの入選作品発表会が30日、同館で開かれた。プロと一般の2部門で計16作品が選ばれ、橋本隆史頭取から代表者に表彰状と賞金10万円が贈られた。

近鉄奈良駅前の東向商店街にある現本館は、旧六十八銀行奈良支店として大正15年に建てられた旧館と増築された新館からなり、このうち旧館の中核部分は壮麗な洋風建築で、平成9年に国登録有形文化財となった。

ただ、老朽化やバリアフリーへの対応などから同行は移転を決め、同市大宮町で新本館を建設中。一方、現本館は移転後も地域活性化につながる利活用法を探るとして、広くアイデアを募集してきた。

コンテストには小学生から90代までの幅広い層から計124作品(プロ35作品、一般89作品)の応募があり、外部の選考委員による審査の結果、プロ部門では芸術センターやルーフトップバー、ものづくりに焦点を当てた交流スペースなどの案が入選した。このうち奈良旅を案内する複合施設の案には、選考委員から「歴史ある文化財部分を生かしながら再構築しようとした点が印象的」とのコメントが寄せられた。

一般部門では、映画鑑賞できるホールや奈良時代の歴史に没入できるプロジェクションマッピング、大正時代にスポットを当てた利用法など、幅広いアイデアが選ばれた。茶筅(ちゃせん)や墨、清酒など奈良の特産品を活用した体験スペースの提案では、選考委員から「奈良のアイデンティティーやイメージが凝縮された提案」との評価があった。

そのほか、応募があった小中学生3人にも「チャレンジ賞」として図書カード5千円分が贈られた。

同行は、寄せられたアイデアを参考に今年度中に利活用の方向性を決めるとしている。入選者からは「多くの人が集まるオアシスになってほしい」「地域の活性化につながってほしい」などの期待の声があがった。橋本頭取は「どの作品も皆さま方の思いが込められているものばかり。沢山の応募をいただいたことに感謝したい」と話した。

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