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新城崎大橋の工事が大一番 26日に「閉合」一つに 兵庫・城崎

産経ニュース / 2024年7月6日 6時30分

架け替え工事が進む城崎大橋=兵庫県豊岡市城崎町(豊岡土木事務所提供)

城崎温泉(兵庫県豊岡市城崎町)に近い城崎大橋(全長237・5メートル、幅4・5メートル)の老朽化に伴い、県が架け替え工事を進める新大橋(同561・5メートル、同約11メートル)の橋梁上部が今月26日に閉合し一つにつながる。工事が順調に進めば来春の開通を見込んでいる。

新大橋から上流約1キロにある現在の大橋は昭和31(1956)年の完成から約70年を経て老朽化。幅員が狭く、観光バスなどの重量制限もあり、周辺住民から早期の架け替えを求める声が上がっていた。

新大橋は、主要地方道豊岡竹野線城崎大橋架け替え事業として、平成17年度に事業着手し、29年から工事を開始。大橋の橋脚数が22基あり、円山川の流れを阻害しており、新大橋は橋脚間を広げて5基にし、橋脚と橋げたを一体化した構造を採用した。

また、現地は山陰海岸国立公園内にあり、円山川の周辺環境や自然景観にも配慮。県豊岡土木事務所によると、城崎温泉の新たなゲートウエイ(玄関)にふさわしいシンボリックなデザインになっているという。事業費は189億円。

工事終盤を迎えた6月19日、県立篠山産業高校(丹波篠山市)の電気建設工学科1年の生徒35人が現場を見学=写真。川面から高さ16メートルの現場で、生徒らは工事責任者から「川底は軟弱で、深さ約50メートルのくい打ちをした」などと説明を受け、熱心に聞いていた。

新大橋の開通で円山川右岸を走る県道楽々浦玄武洞豊岡線や豊岡竹野線のアクセスが向上。これまで観光名所の玄武洞公園(豊岡市)から城崎温泉に向かう場合、大きく迂回(うかい)していた観光バスの移動距離は15キロから6キロに短縮し、観光振興にも期待が寄せられている。

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