1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

都会にはない魅力を発掘しにぎわい創出 山梨のヒカレヤマナシ社長、竜沢恒さん(54) 地域で輝く

産経ニュース / 2025年1月3日 11時0分

「ヒカレヤマナシ」の社長、竜沢恒さん=令和6年11月、山梨県南アルプス市(平尾孝撮影)

山梨県南アルプス市で令和7年4月に本格開業を予定する体験型複合施設「fumotto(フモット)南アルプス」。そのフモットで6年6月に先行オープンした地域交流エリアを運営する地元企業「ヒカレヤマナシ」の社長だ。同エリアには、地域の飲食店や物販店など40超の店舗が出店し、にぎわいを創出している。

高速道路のパーキングエリアなどで商業施設を運営する地元企業に入社し、道の駅や公営温泉施設の再生に取り組んできた。かつては、「学生時代をキラキラした東京で過ごして、山梨に戻ってきたことにコンプレックスを感じていた」という。しかし、都会にはない、山梨県にしかない魅力を発掘し、アピールすることで、手掛けた事業を次々と軌道に乗せてきた。

同県北杜市にある道の駅では、星空の観測会を開いたり、温泉から塩を作ったりと、さまざまなアイデアを形にした。「地域の人々が喜んでくれることが励みになった」と振り返る。

現在手掛けるフモットのプロジェクトは「一からの立ち上げ。規模がこれまでとは異なる大きなもので、手探りが続く。それでも、自分のキャリアの集大成にする」と意気込みは熱い。

フモットでは7年4月、山梨県初進出となる会員制量販店「コストコ」が開業予定で、地域交流エリアにとっても集客の追い風となりそうだ。「コストコの出店効果を最大化させる。南アルプスの自然や産品を活用した地域活性化に、コストコも巻き込んでいきたい」と決意は固い。(平尾孝)

■たつざわ・ひさし 昭和45年、山梨県大月市生まれ。大東文化大大学院法学研究科修了。平成10年にアルプス(同県昭和町)に入社し、主に新規事業を担当。取締役、常務を経て、令和4年5月、ヒカレヤマナシの設立に伴い同社社長に就任した。野菜ソムリエの資格を持つ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください