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貴重な「竜涎香」、沖縄の海岸で見つかる 〝抹香〟クジラの結石、268グラムで442万円

産経ニュース / 2024年7月26日 12時58分

沖縄県内で発見され、国内最高値の442万円で販売されることになった竜涎香(アンバーグリスジャパン提供)

香水などを作る原料として珍重され、たいへん貴重な天然香料として知られるマッコウクジラの腸内に発生する結石「竜涎香(りゅうぜんこう)」が沖縄県内の海岸で見つかり、国内最高値となる442万円で販売されることが26日、分かった。30代男性が昨年7月に発見し、鑑定の結果、本物と確認された。

竜涎香の鑑定や販売を行う「アンバーグリスジャパン」(名古屋市緑区)によると、見つかった竜涎香は268グラムで、「ブラウングレード」と呼ばれるミドルクラスの品質だった。

マッコウクジラはイカが好物で、オスの腸の中にまれにイカのくちばしを大量に含んだ黒褐色の塊ができ、いい香りが長続きする香水を作る原料の竜涎香になる。マッコウクジラを漢字で「抹香鯨」と表記するのは、この竜涎香に由来するとされる。

琉球王朝時代、沖縄本島は竜涎香の一大産地だったといい、同社によると、沖縄県内では平成30年1月と12月に約100グラムずつ、令和4年10月にも約10グラムの竜涎香が見つかっている。

同社の吉田恭隆(やすたか)代表(46)は産経新聞の取材に「近年はマッコウクジラの個体数も増えており、沖縄本島などに漂着している可能性がある」と話した。

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