「心当たりはありませんか？」神戸市が２５年前のタイムカプセル、約２千件保管 ただいま返却申請受付中

２５年前の前のメッセージが入ったタイムカプセル

神戸市は、四半世紀前に市民らから市へ寄せられたメッセージ入りタイムカプセルの内容をホームページで公表し、それぞれの夢や、未来の神戸への希望がつづられたメッセージについて本人からの返却希望を受け付けている。受け付けは９月３０日まで。

メッセージ入りタイムカプセルの募集は、昭和４８年の「ファッション都市宣言」から２５年の節目を記念し、「５０周年（令和５年）に向けた夢」をテーマに、平成１０年度に実施した。１１年１～３月に「神戸ファッション美術館」と「北野工房のまち」（閉館）を訪れた来館者らによる約２千件のメッセージが、これまでは同美術館で保管されてきた。

名前や住所などの個人情報が書かれているため展示できず、市は本人からの返却申請を呼び掛け、これまで４人に返却したという。

メッセージには「国際的な都市になってほしい」という神戸への期待や、阪神淡路大震災から４年の状況について触れながら、「これを読んでいるときは幸せになっていますように」などと祈りを込めたものもあった。

メッセージは市のホームページで確認できる。受け取りはメールで申請し、来庁または郵送で実施。受け付け終了後も１年間は保管する。問い合わせはタイムカプセル返却窓口（[e-mail]）。