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新一万円札発行で渋沢栄一の出身地、埼玉・深谷は祝賀ムード 「6番」の紙幣お披露目

産経ニュース / 2024年7月3日 20時4分

日銀から贈呈された「AA000006AA」の新一万円札を市民に見せる小島進深谷市長=3日、深谷市役所

埼玉県深谷市出身の実業家、渋沢栄一の肖像画が使われた新一万円札が3日発行されたことを受け、地元深谷市で新札発行までのカウントダウンや〝記念の酒宴〟などが開かれた。参加した市民らは口々に「うれしい」「誇らしい」と喜びの声を上げ、小島進市長は市民を前に「発行が決まってから5年間、この日を楽しみにしてきた。市民の皆さんが喜んでくれたことに感謝」などと話していた。

イベント目白押し

深谷市では2日夜から3日未明にかけ、渋沢の生家に近い渋沢栄一記念館・八基公民館で「日本一早い祝賀イベント」と称した新一万円札発行カウントダウンイベントを開催。市民ら約1800人が集まった。

イベントでは3日午前0時を過ぎると、集まった市民らはクラッカーを鳴らしたり、花吹雪を散らし、小島市長らがくす玉を割って「やっぱり深谷はいい。最高」などと喜びを表明。市民らは「よかった」「おめでとう」などと言い、万歳をしていた。

そして午後5時半からは深谷市役所前で祝賀のビアフェスが開催された。この席上、小島市長が3日に日銀から贈呈された記番号「AA000006AA」の新一万円札を披露。「限りなく1番に近い数字をお見せしようとおもったのですが」と、ややくやしさをにじませながら、「6番をいただきました」と報告すると、集まった市民からは大きな拍手が湧いた。

この「AA000006AA」の一万円札は4日から当面の間、市役所1階で展示される。

新一万円札交換に列

また、市役所では新一万円札の交換も行われ、列に並んでいた熊谷市の大学2年生、仙台祐大さん(19)は「いつかは手に入るのだろうが、地元の偉人のお札をその日に手に入れられるのは思い出に残る」。

深谷市の主婦、若林友子さん(72)は新一万円札発行に「うれしい。あれだけの人はこれから出ることはない。お札になって当然」と笑みを浮かべ、深谷市の会社員、高橋良明さん(47)は「お札の肖像になるという話はずっとあったので、実際になって感無量だ」と喜んでいた。

このほか、さいたま市浦和区の埼玉りそな銀行さいたま営業部は3日、同社大講堂で、「新一万円札交換会」を実施、県民ら約80人が参加した。

この日、会場では渋沢と同じシルクハット姿になった大野元裕知事が一人一人に声をかけながら、封筒に入った新札を順に手渡していった。

朝霞市から訪れた無職男性(73)は、「ストライプ型のホログラム部分が目新しく、入手できてうれしい。御利益があるかもしれないし、すぐ使わずにしばらく取っておきたい」と喜んでいた。

同じ会場で、「渋沢栄一翁が目指した未来を語る」と題したトークイベントも開催。知事のほか、渋沢とゆかりの深い埼玉りそな銀行の福岡聡社長ら5人が登壇し、渋沢が思い描いた未来について様々な意見交換を行った。

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