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進化続け55年、来場500万人 設備投資に力、集客アップ 滋賀・グランスノー奥伊吹

産経ニュース / 2025年1月16日 20時13分

駐車場とゲレンデをつなぐ新設のエスカレーター(奥伊吹観光提供)

昭和45年に開業した滋賀県米原市のスキー場「グランスノー奥伊吹」の総来場者数が今月、500万人を突破した。55年前にリフト1基から始まったゲレンデは全14コースの関西最大級の規模となり、全国的にスキー・スノーボード人口が減少する中でも人気は右肩上がりだ。近年は積極的に設備投資を行い集客能力を高めており、今シーズンも人工造雪能力を高めて西日本最長の営業日数を目指したり、駐車場とゲレンデを結ぶエスカレーターを新設したりするなど進化はとまらない。

グランスノー奥伊吹は、「奥伊吹スキー場」として45年12月5日にオープン。初日の来場者はたった7人だったが、開業から22年目の平成4年に総来場者数100万人を達成すると、16年には200万人、25年に300万人、令和2年に400万人を突破。順調に来場者数を伸ばしてきた。

記念すべき500万人目となったのは、今月10日に両親と来場した大阪市の杉本陸翔君(7)。スキー場を運営する奥伊吹観光(米原市)の草野丈治会長と草野丈太社長から、スキー場のシーズン券や同社が運営するグランピング施設「グランエレメント」(同市)の無料宿泊券など総額100万円分のプレゼントが贈呈された。杉本君は「とってもうれしいです。これからも毎年グランスノー奥伊吹に行きたいです」と大喜びの様子だった。

積雪が豊富で、京阪神や名古屋から日帰りで楽しめるアクセスの良さに加え、「日本最速の高速リフト導入」「日本最大級のキッズパーク整備」「レストラン大改装」など毎年数億円を投じた話題づくりも人気を支えている。今シーズンも約12億円を投じてイタリア製の人工造雪機8基を導入し、造雪能力を昨シーズンの約12倍に高め、例年よりも約1カ月早く、関西最速の「11月22日オープン」を実現。4月13日まで営業する予定で、西日本最長の営業日数を目指している。

また、約5億円かけて滋賀県彦根市のフジテック社製エスカレーター6基を導入し、駐車場からゲレンデまでの移動の負担を軽減。場内の浄化槽老朽化への対応と将来の来場者の増加を見込んで約3億8千万円を投じてクボタ社製の最新ハイブリッド浄化槽も新設した。

奥伊吹観光の草野穣治専務は「素晴らしい体験と、あっと驚くわくわくを届けられるよう、最高のスキー場づくりを目指していきたい」と意気込んでいる。

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