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ハンバーガー専門店「Gui’s Burger(ギーズバーガー)」(芦屋市) 和牛へのこだわりと愛情 もっと勝手に美食倶楽部

産経ニュース / 2024年12月13日 8時0分

パティを焼く店長の宮里・布野・ケビンさん=兵庫県芦屋市大桝町

エレガントな街並みに溶け込んだシンプルな外観と、カフェのようにおしゃれな雰囲気の店内。兵庫県芦屋市にある「Gui‘s Burger(ギーズバーガー)」は、オーナーの並々ならぬ和牛へのこだわりと愛情から生まれたハンバーガー店だ。オーナーでブラジル人のギレルメ・ファグンデスさん(32)は約6年前に来日して和牛を食べた際、そのおいしさと緻密な飼育過程に感銘を受けたのだという。

同店は、ギレルメさん自身が選んだ大分県、島根県、宮崎県の和牛農家と契約しており、定番メニューのハンバーガー3種類に別々の農家の和牛肉を使用する。3種類の中から従業員の宮平ハウルさん(26)がおすすめする、宮崎県の霧島牛を使った「和牛ベーコンバーガー」(150グラム、税込み2450円)を注文した。

一口頰ばると、にんにくの風味に玉ねぎの甘み、ジューシーで食べ応えのある霧島牛のパティ、カリッと香ばしく焼き上げられたベーコンを一気に楽しむことができる。特注のバンズには焼く前に、はちみつを塗っているのだという。

ふんだんに挟まれたベーコンは、和牛のブリスケやイチボなどの部位を使用。1週間~10日間ほど独自ブレンドした塩に漬けて熟成させ、1日かけて薫製にしているのだという。「国産の中でも、特に良い産地の食材を使うようにしている」と宮平さん。

淡路島産の玉ねぎと和牛の脂に漬け込んだ青森県産のニンニクを使用したたれ、自家製のソースなどで味付けされており、なんともぜいたくな一品だ。

店のコンセプトは「Meet Your Wagyu(和牛との出会い)」。和牛農家のこだわりや和牛の素晴らしさを知ってもらおうと、メニューにそれぞれの和牛の生産者の名前とイラスト、和牛への思いなども紹介している。同店のこだわり抜かれたハンバーガーは、改めて和牛のおいしさ、そして奥深さを教えてくれた。

阪神芦屋駅から徒歩3分。芦屋市大桝町7の4。定番のハンバーガー3種類に加え、月替わりのメニューもあり、今月は松阪牛を使用したハンバーガーが用意されている。午前11時~午後3時。火曜、水曜定休。問い合わせは(0797・61・8230)。

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