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「安全、定時運航に努める」トキエア社長が陳謝 保有機損傷で一時全便欠航

産経ニュース / 2025年1月15日 17時30分

トキエアの長谷川政樹社長=令和6年4月26日、新潟市東区の新潟空港(本田賢一撮影)

新潟空港を拠点にする格安航空会社(LCC)「トキエア」(本社・新潟市)の長谷川政樹社長は15日、オンラインで記者会見を開き、保有機の損傷で今月7~14日まで全便が欠航したことなどについて「多くの予約変更やキャンセルなどを発生させてしまい、深くおわびする」と陳謝した。今月21日から通常ダイヤでの運航に戻る予定という。

全便欠航という事態を回避するための対策として、破損しやすい部品などをあらかじめ手元に保有しておくことや、屋内で整備・点検を行うためのスペース確保を挙げた。スペース確保については今後、中部国際空港(愛知県)にある岡山航空(岡山県)の格納庫を借用する方向だ。

長谷川氏によると、年末年始の全便欠航や一部運休によって約3500人に影響が出たという。

同社が昨年1月末に、最初の路線である新潟-札幌(丘珠)線に就航してから間もなく1年になる。長谷川氏は「まだまだ学ぶべきことはある。安全かつ定時運航に努めていきたい」と語った。

同社は、欧州の航空機メーカーATR社の72人乗り双発ターボプロップ機「ATR72-600」を2機保有。新潟-札幌(丘珠)、仙台、名古屋(中部国際)の3路線に就航している。3月末ごろには、3機目となる「ATR42-600」が加わり、3機態勢になる予定だ。

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