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震度6弱の地震で被害を受けたら…電力供給設備の復旧技術向上へ技能発表会

産経ニュース / 2024年6月13日 10時43分

災害発生時に被災した電力供給設備の復旧技術の向上を図ろうと、関西電力送配電奈良本部の技能発表会が、奈良県葛城市の同社北葛城訓練場で行われた。

奈良本部管内の2営業所から各1チームが出場し、「震度6弱の地震で配電設備が深刻な被害を受けた」との想定で、両チームが復旧作業を開始。作業員らは高圧発電機車で医療機関への応急の送電をおこなったり、高所作業車の作業台に乗り込んで断線した高圧線の修復に当たったりした。

沢井一智本部長は「これから雷や台風の発生が本格化する時期を迎える。迅速かつ確実な作業が行えるよう、現場力の維持向上に努めたい」と話していた。

5月23日の発表会開催に先立ち、同社は同20、21の両日、訓練の様子を県内自治体の関係者に公開。参加した県や各市町の防災・道路行政担当者らが、行政と電力関係事業者との連携の必要性を実感していた。

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