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坂本哲志農水相「国内で乳牛介して鳥インフル感染が広がる恐れはない」、米国で感染拡大

産経ニュース / 2024年6月18日 11時19分

米国では鳥インフルエンザに感染する乳牛が相次いでいる

米国で乳牛の高病原性鳥インフルエンザ感染が拡大していることに関して、坂本哲志農林水産相は18日の記者会見で、「米国からの生体牛の輸入は2003年以降停止されており、(国内では)乳牛を介して感染が広がる恐れはない」との見解を示した。一方、鳥から乳牛に感染する恐れがあるとして、衛生管理を徹底するとともに、飼育している乳牛に食欲不振や乳量低下といった症状が確認された場合は家畜保健衛生所などに相談するよう注意喚起した。

また、米国では市販の飲料用牛乳からも鳥インフルエンザウイルスが確認されているが、坂本氏は「国内で流通している牛乳については加熱処理を行っているので、ヒトへの健康影響はないと考えている」と強調した。

米国で3月下旬に「H5N1型」の鳥インフルエンザに感染した乳牛が世界で初めて確認されて以降、6月現在までに全米12州で100を超える農場に感染が広がっている。米疾病対策センター(CDC)によると、搾乳作業を通じて3人の酪農関係者の感染が確認された。感染者は目の不快感や咳などの症状があったが、いずれも軽症だった。現時点でヒトからヒトへの感染は見つかっておらず、乳牛への感染ルートなどの詳細は判明していないという。

ただ、ヒトへの感染は各国で広がっており、世界保健機関(WHO)は今月、オーストラリアやインドで感染者が確認されたことを報告している。5日には、メキシコで感染した59歳の男性が死亡したと発表した。

近年は、牛以外にも、国内外では犬や猫のほか、クマやキツネ、タヌキなど複数種の哺乳類への感染も確認されている。(西村利也)

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