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津田梅子の父、仙ゆかりのメニュー、千葉県佐倉市役所食堂に登場 青山学院大での提供案も

産経ニュース / 2024年8月12日 23時22分

津田仙(国立国会図書館提供)

津田塾大の創始者で新五千円札の顔となった津田梅子の父親、津田仙(つだ・せん、1837~1908年)にちなんだメニューが千葉県佐倉市役所の食堂に並んだ。今後は市内の飲食店のほか、津田仙が明治時代に創立に尽力した青山学院大の食堂でも提供する案が浮上している。

津田仙は元佐倉藩士で、江戸時代末期に幕府の使節団の通訳として渡米した。帰国後、外国人向けのホテルに勤務した。自宅に農学校も設立し、西洋農法の普及に努めた。国内で初めてアスパラガスやイチゴの栽培に成功し、キャベツなどの野菜を広めたと伝わる。トウモロコシの種子の通信販売なども手がけた。

こうした津田仙の遺徳をしのび、命日の4月24日前後には市内の全小中学校で西洋野菜をふんだんに使った献立が給食に出される。

市には「学校以外で津田仙メニューが味わえないのは、もったいない」との声が多数、寄せられた。このため、まずは期間限定で市役所1号館地下1階の食堂で味わえるようにした。

第1弾の「冷製仕立てのパスタ」は津田仙が生前、普及させたブロッコリーやカリフラワーのほか、イチゴを使った。850円で今月30日まで1日限定10食だ。

第2弾の「五目おこわせいろ」は、ブロッコリーやアスパラガスなどをせいろで蒸している。9月2日~同月30日に登場する。

同食堂は平日の午前11時半~午後3時に営業する。「数量限定のため、事前の予約がおすすめ」(同市の佐倉の魅力推進課)だという。同食堂(043・312・8895)。

同課の担当者は「好評であれば市内の飲食店のほか、(津田仙にゆかりのある)青山学院大にもメニューを広めたい」と語る。

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