さまざまな色の花が鮮やかに 梅雨入りの奈良・矢田寺でアジサイ最盛期

境内を彩るアジサイ＝奈良県大和郡山市の矢田寺

近畿地方の「梅雨入り」が２１日、発表された。「あじさい寺」として知られる奈良県大和郡山市の矢田寺（矢田山金剛山寺）で、アジサイの花が咲き誇り、参拝者を楽しませている。

同寺では昭和３０年代からアジサイを植え始め、今では６０種以上、約１万株に。約２万５千平方メートルある境内の至る所を、さまざまな色彩のアジサイが鮮やかに彩っている。

「寺の本尊であるお地蔵さまが種々に姿を変えて私たちを救ってくれるのと、アジサイが色を変えて楽しませてくれるのと何か通ずるものがある」と前川真澄山主。花の見頃は今月末まで続きそうだという。